アグネスタキオンとは

アグネスタキオン
競走馬名:アグネスタキオン

父は言うまでのない日本のリーディングサイヤー。母は桜花賞馬、祖母はオークス馬という良血馬。全兄にダービー馬アグネスフライトがいる。

長浜厩舎所属。デビュー前から大変に動きがよく、デビューの年に同厩全兄のアグネスフライトがダービーを勝っていたことも手伝って、大変な評判馬であった。 兄よりも一回り体が大きく、よく兄よりも動くよ、ということを聞いたものだが、よくある誇張した誉め方なのではないことをデビュー戦から見せつけたものである。 12月の阪神開催の芝2000mのデビューで、フサイチコンコルドの半弟ボーンキングが人気を集め、ロジータとブライアンズタイムの仔リブロードキャストが2番人気、当馬は3番人気にすぎなかった。 しかし後方からレースを進め、上がり3ハロン33.8という2歳馬離れした時計をたたき出し、リブロードキャストに3馬身半差をつけることで素質をアピールしたのである。

暮れの2歳重賞、ラジオたんぱ杯に出走するのだが、後にダービーを勝つ無敗の札幌チャンピオンのジャングルポケット、後にJCダートを驚異の勝ち方をする、2連続レコード勝ち中の*クロフネとメンバーが揃い、一応当馬が2番人気。 レース内容は圧巻。中団につけて4コーナー で2番手に出ると、あとは引き離すだけで、ジャングルポケットに2馬身半の差をつけていた。 上がり3ハロン34.1で、レースは2:00.8のレコード勝ち。この大物振りが将来の期待を買い、3冠馬候補とまでなった。3冠に見合うローテーションということで、3歳の初戦は弥生賞が選ばれた。 不良馬場、初輸送にもかかわらず単勝1.2倍の圧倒的支持を集め、今回は先行してボーンキング相手に5馬身差というレースを見せた。負かした相手には、後に菊花賞と有馬記念を連勝するマンハッタンカフェもいる。

皐月賞は本命、単勝人気は1.3倍で出走、スタートではジャングルポケットが出遅れたが当馬は先行し、直線は後続を寄せ付けない横綱競馬という感じでG1を取った。2着はダンツフレーム、3着はジャングルポケット。しかしダービーに向けて敵なしと思われた矢先だったが、5月に入って早々、左前浅屈腱炎を発症ということが判明した。6ヶ月以上の休養が必要な怪我で、軽くはない。当面は翌年の復帰を目指して現役続行ということであったが、8月29日、引退が発表さ れた。

シンジケートの総額は18億円(3000万円x60株)で、内国産ではナリタブライアンの19億5千万円に次ぎ、オグリキャップと同額。 エルコンドルパサーとも同額である。一部の報道では、クールモアから(30億円の?)オファーもあったらしい。テイエムオペラオーとの決戦が非常に楽しみにされた馬であった。 主戦は河内洋騎手で、前年の全兄でのダービー制覇に続いて当馬で皐月賞を勝ち、史上5人目のクラシック全制覇となった。音速の末脚伝説は今なおファンの間で語り草となっている。

サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
Understanding
Mountain Flower
アグネスフローラ ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー リマンド
イコマエイカン

血統:父サンデーサイレンス 母アグネスフローラ(ロイヤルスキー)

父のサンデーサイレンスは、日本競馬界で活躍し数々のG1馬を産み出した大種牡馬。社台ファームがアメリカから輸入し大成功を収めた。 多くのG1馬を輩出し、産駒は海外競馬のG1を勝つ活躍を見せるなど日本競馬のレベル向上に貢献。 3冠馬ディープインパクトを送り出し名声を不動のものとした。
競馬予想にも影響を与え「困った時はサンデーサイレンス産駒を買え」はあまりにも有名。これにのる血統予想家はこの時に多く生まれたとも言える。

母のアグネスフローラは、桜花賞(G1)を制した名牝。
アグネスタキオンの全兄アグネスフライトも日本ダービーを制すなどの活躍を見せる日本競馬の誇る一流血統。

アグネスタキオン産駒の特徴

軽い体躯を生かしたバネのあるフットワークを武器に、芝でキレのある末脚を身上とする馬が多く見られる。 決め手を身上としているせいか、父と同じく故障に泣くケースが多く見受けられる。 使い減りすることもあり連続で競馬に使うより間隔をあけた方が良い結果に繋がる事が多い。 余計な肉がないスリムな馬体を持った仔が多く芝適正の高さをうかがわせる。
2009年に病気により他界した。

  1. ダイワスカーレット
    ダイワスカーレット【桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)、有馬記念(G1)】
  2. ディープスカイ
    ディープスカイ【NHKマイルC(G1)、日本ダービー(G1)】
  3. レーヴディソール
    レーヴディソール【阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)】
  4. ロジック
    ロジック【NHKマイルカップ(G1)】
  5. キャプテントゥーレ
    キャプテントゥーレ【皐月賞(G1)】
  6. リトルアマポーラ
    リトルアマポーラ【エリザベス女王杯(G1)】
  7. アドマイヤオーラ
    アドマイヤオーラ【弥生賞(G2)、京都記念(G2)】
  8. ジェルミナル
    ジェルミナル【フェアリーS】

桜花賞を制したダイワスカーレット

アグネスタキオン産駒の中でも際立った輝きを見せるレースと言えばダイワスカーレットの桜花賞ではないだろうか。 その後の伝説を刻んでいくにふさわしいスタートを切ったレースでライバルのウオッカとの死闘は心おどらせるに十分であった。 前哨戦となったチューリップ賞では、断然人気のウオッカの脚を計ることに徹した名手アンカツこと安藤勝己のリードが あったからこその人馬一体の勝利は名勝負ふさわしいと言えるだろう。

この年のオークス(優駿牝馬)は手薄になったのを覚えている。ダイワスカーレットは脚部不安を発症し、ライバルのウオッカは 牡馬と対戦する道を選び日本ダービーへと回ったからだ。しかし、結果的には日本ダービーを制し歴史的な偉業として名を残すことになり、 やはり今までにない最強牝馬がそろっていたという結論を得るのに十分な役目を果たすことになった。

そして、3度目の対戦となった秋華賞では、順調に故障から回復したダイワスカーレットの強さが際立つ勝利となった。 堂々とマークを受ける立場ながらウオッカの追撃を退けての完勝。しかし、ウオッカはぶっつけでの出走、そして位置取りが 後ろ過ぎたという指摘もあり結局はまだついていないという声も多く聞かれた。両雄ならび立たずというのをファンが認められなかった ゆえの現象と言えるのではないだろうか。 アグネスタキオンの系譜は途絶えそうだが繁殖牝馬のBMSとしての活躍を期待するばかりだ。

種牡馬アグネスタキオン急死

2001年の現役引退後、社台スタリオンステーション(北海道勇払郡安平町)において繋養され、 2008年度リーディングサイヤーに輝いたサンデーサイレンス系の種牡馬アグネスタキオン号(牡・11歳)が、2009年6月22日(月)病気(急性心不全)のため死亡いたしました。

情報サイト

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